2018年1月18日木曜日

スピーカーユニット端子板のリベット落ち

多くの楽器用スピーカーユニットでは絶縁性の端子板があり、リベットでフレームに固定されている。
リベット頭が振動により落ちることがある。

残ったリベットを取り除き、新しいものを打ち直す処置が必要となる。
ドリル下穴を先の尖ったポンチなどであてる。
下穴がないとドリル刃先がブレてフレームやコーン紙を傷つける可能性がある。
今回は以前のリベット打ちで出たリベット軸を使った。廃材利用。

ドリル前に切削粉対策の養生。

リベットはアルミ製なので掘削は容易。ドリルブレや貫通した際の行き過ぎで内部を傷つけないよう低回転で慎重に掘り進める。
ドリル刃は細いものから徐々に太くしていく。リベット軸径の2/3ほど掘れば自然に外れたりペンチで取れる。

新規リベットを打ち直す。
完了。

2018年1月17日水曜日

ヘッドフォンジャックのあるコンボアンプ

症状:音量が小さくなったり途切れる
というもの。写真例はAER/BINGO


この手のものはヘッドフォンジャックにプラグを刺すとスピーカーからの音がキャンセルされる仕組みをとっている。
楽器を演奏しながらだとチェックしにくいので音源を入力再生しながらフォンプラグを抜き差しする。これだけでアタリが出ることもあるが、一度放置するなどしてみる。
多くはジャック接点が汚れていたりするので接点復活剤を吹いた綿棒でゴシゴシと拭う/プラグ抜き差しを繰り返す。
これでも不安定な場合は基盤上のジャック端子ハンダ落ちチェックなどに移る。
他の要因もありうるのでこれは検証処置の1例である。


バスレフ開口のあるスピーカーキャビネットで

あるコンボベースアンプにて
スピーカー出音にビビリ症状を感知。
外観上コーン、エッジなどに損傷は見られないのでとりあえずユニットを外すとキャビネット内部にお菓子個包装の袋などが…写真はひとしきり掃除した後。



つまりバスレフ開口部から動物が獲物とともに侵入、生活していたと見られる。
彼らの生活の跡である米粒大の排泄物が搬送時など倒されたときスピーカーフレーム部に入り込みビビっていたらしい。
スピーカーユニットもエアで吹くなどして清掃。
ビビリは解消された。スタジオなどに置かれていた機材にはこういったことがある。

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