2021年2月9日火曜日

Pioneer DJM-600 レストア

 主流はPC内データとリンクするPCDJスタイルに移っていますが、まだまだ根強い需要はありますアナログDJミキサー。自分自身はDJしないのでもっぱら機械としての向き合い方になりますが。。

一枚だけの写真と「電源入らないので動作不明」という説明文のおかげでオークション安価入手。

先代DJM-500の方が外装や色合いも好みなんですが600も扱っていきたいところ。

これまでにも数台扱いましたが、素性の悪いものを引くことが多く、蘇生成功率は高くないのです。苦手克服の意味もあります。

届いたものを開封。あんがい悪くないです。電源NGとのことでしたが一応繋いでみます。

普通に立ち上がりますね。

まぁ出品者はめんどくさかったのでしょう。






・ツマミノブ類いくつか欠品

・LRどちらかが出なかったり出たりする。不安定。インプットセレクターあるいは縦フェーダーの接触不良のせいか。

・全チャンネル不安定ながら音は出る。

・エフェクト効く。

・BPMカウンター表示面に塗料かなにかある

・ツマミノブ類に塗料かなにか付着

といった所見。

出品説明の「電源入らない」は、もしかしたら出品者環境ではその通りだったかもしれないので

・電源ケーブル断線などのチェック

も加えておきます。


筐体の大きな破損や、回路基板への盛大な液体ぶちまけ痕跡は見当たらないので、まずはフェーダーおよびセレクターの掃除、塗料かなにかの剥がしをひとつひとつ、という感じでしょうか。フェーダーは分解したほうがいいでしょうね。

ーーー

とりあえずクロスフェーダーを外してみます。


外見も中身も汚れてますね。接触面の破損はないようなので丁寧に掃除。



キレイになって組みなおし。一丁あがり。






チャンネルフェーダーも同様に外してバラして掃除して組みなおし。

とここで

所見の

・LRどちらかが出なかったり出たりする。不安定。インプットセレクターあるいは縦フェーダーの接触不良のせいか。

は解消されました。縦横それぞれのフェーダーが接触面不良だったわけです。

インプットセレクターに問題はナシ。電源ケーブルも揉んだり振ったりして断線ナシを確認。

…で、ツマミノブに付着した塗料か何かは剥がせず。そもそも日焼け変色も多い。

BPMカウンター窓面も、上から塗料が乗っただけでなく爛れているのでどうにもなりません。

「外装NG/動作OK」の状態になったところで作業終了とします。

「外装OK/動作NG」機体とコンバートが良いでしょうね。いわゆるニコイチです。

 

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